風の谷のナウシカ
ナウシカ・レクイエムが頭の中に流れる。
ラン♪ ラン ララ ラン ラン ラン♪
ラン♪ ラン イヤダ~
バイクの終盤、
2kmほどだったので問題はなかったが
2本持っていたボトルが両方とも少なくなり
飲もうとすると、
エアーと絡んで口に入ってくる状態となっていた。
この状態
スイムで呼吸時に失敗して
海水を飲んでしまう状態に酷似している。
溺れているかの様な感覚を
強烈に叩き付けられたため
水分補給をやめていた。
バイクトランジットに戻り
持っている水分をすべて摂取した!!
完走に向けて、あと10km
最終種目
難敵のランをスタート
バイクで水平移動していたため
ランの上下が加わる運動への切り替えは
慎重にすると決めていた。
練習時、いきなり走ろうとして
一歩進むごとに
ボディーブローを一発づつもらっている様な
ダメージを受けたことがあった。
だからと言って、
歩いているかのような速度で走る必要まではないのだろうが
しばらくはゆっくりと進んだ。
どのみち、初めは登り
スピードなど出せない。
ラン最初となる第5エイドは
トランジットを出てすぐ。
水を頭からかぶり、スポーツドリンクを頂く。
沿道からの声援に、背中を押してもらいながら
一歩一歩ゴールを目指す。
伊予上灘駅まで登り第6エイド
氷水に浸かったスポンジを頭の上で搾り
身体を冷却 水+スポーツドリンク
下りでスピードをあげたいところだが
太ももの前方が痛い。
出来るだけ日陰を探しながら
我慢しながら傷めない程度に進む。
スポンジを回収ボックスに入れてしまったことを
後悔しながら第7エイドへ何とかたどり着いた。
スポンジ冷水を頭から浴び
冷水たっぷりスポンジを両手に折り返しへ向かう。
折り返しに向かう道中
杉山輪業さんの「ぬの」氏に気付いてもらい
大きな動作でエールを頂いた。
練習会で御一緒したメンバーの方々と
すれ違うたびに「頑張りましょう」と
励ましあえたのが良かった。
何とか、折り返しに到達。
また、スタート地点に帰って
ここまで、戻ってこなければならない。
折り返し地点の第8エイドでは
ナンバーから名前を探して
「三浦さんがんばれ!!」
と応援していただいた。
また、お姉さま方がスポンジを持ってやってきて
両肩に2つずつ、一気に冷水を搾ってくれた。
滅茶苦茶、気持ちよかった。
頭からも、冷水をかけてもらい。
スポンジ2個を持って出発。
水とスポーツドリンクを補給
「もう一度、来ます。行ってきます。」
「行ってらっしゃい」の大声援がうれしかった。
ちなみにこのエイド
コース紹介映像では
2回目のエイド7となっている。
ここで、私は
「スポンジを脇に挟んで走る」
と
「股上に冷水を掛ける」
を覚えた。レベルアップだ!!
体表面の近くに大きな血管がある場所を
冷やすことで、全身のダルさを軽減させることが出来た。
ただし、速く走れるようになるわけではない!
暑さに耐えながら、歩かないように頑張る!
第9エイドに到着
スポンジ冷水をバシャバシャと体にかけ
いつも通り水&スポーツドリンク
若者たちの笑顔が素敵だった。
直後に友人とすれ違う。
思ったよりは差が無くて驚いた。
抜かれたくない一心で走り続ける。
最後のエイド
第10エイドは地形的に見えているため
近く感じた。
が、日影が一切ない。
ゆっくりしようと、
他のランナーの邪魔にならないように
渡してくれている方の後ろに回り
置いてあるコップでしっかり給水
水1杯とスポーツドリンク2杯
スポンジ冷水をたっぷり浴び
スタートと思ったら、
「大丈夫ですか??」
と、本気の心配顔で救護スタッフにのぞきこまれていた。
他の方と、違う行動をとったことが
もうろうとしている不信な行動に映ったのか
それとも
自覚はないが、ふらついていたのだろうか?
とにかく、リタイアにつながる症状の兆候はなかったので
「大丈夫です。」
と伝え折り返し地点に向け、笑顔で走り去る。
一瞬で捕まる速度でしかないが・・・
長くなったので、分けます。